2019-03

宮沢賢治

なぜ児童文学なのか10(見えないもの さまざまなウソと秘密と音楽と)

名前を言ってはいけないあのクリスマス ねぇ、『ギヴァー 記憶を注ぐ者』を読み終えたけど、主人公のジョナスが見た記憶にクリスマスのシーンがあるよね。 え、そんなシーンあったっけ? 映画ではハッキリ断定されにくい映像にしてあったのよ。小説でも “クリスマス” って文字は一度も出てこないわ。...
宮沢賢治

なぜ児童文学なのか9(言葉と想像の限界 そして口止めされた何か)

本記事は小説『ザ・ギバー 記憶を伝える者』及びその別翻訳版『ギヴァー 記憶を注ぐ者』と、その映画化作品『ザ・ギヴァー 記憶を注ぐ者』のネタバレを含みます。 本記事の前回はこちら↓ ああ、言葉ってなんて不正確なんだ!(by ジョナス) 新翻訳の『ギヴァー 記憶を注ぐ者』を手に入れて読んでるけど、面白いね! 色のネタばらしされてても、他のこともたくさん...
芸術

なぜ児童文学なのか8(ユートピアの秘密と失われたもの)

本記事の前回はこちら↓ 『アミ 小さな宇宙人』の世界は実現可能か? ねぇ『アミ 小さな宇宙人』で描かれたようなユートピアって、作れないのかなぁ? 夢見る乙女ちゃんには申し訳ないけど、無理無理。 細菌もいない世界なんて、逆に心配やわ。 ...