児童文学

芸術

人はみな、一人ひとりが自分の想像しうる世界の中に住んでいる

人はみな、一人ひとりが自分の想像しうる世界に住んでいる エンリケ・バリオスのベストセラー『アミ 小さな宇宙人』の続編『戻ってきたアミ 小さな宇宙人』に書かれている言葉です。 「想像しうる世界」って、どういうことなんでしょうね? 私は "どんな未来を想像して暮らしているか" ということだと思っています。 "その人の思い込みの世界に生きている" とも言えると思っています。 「...
宮沢賢治

ジョバンニのお母さんは死んでいた?!

とても興味深い動画を発見しました。 ジョバンニの母は死んでいるのではないかという解釈がされています。ちゃんと理由が説明されています。これには私は全く気付いていませんでした。 その他、ジョバンニが街灯を通り抜ける時の描写についても目からウロコでした。自分の影法師が自分の前に伸びてきたその時にザネリが出てくることの意味に、背筋がゾクッとするほど納得。 宮沢賢治さんは、...
宮沢賢治

『銀河鉄道の夜』と科学と宗教

前記事の続きです 『銀河鉄道の夜』(ブルカニロ博士登場版)とミヒャエル・エンデの『モモ』 紀元前一千年。だいぶ地理も歴史も變つてるだらう。このときには斯うなのだ。變な顏してはいけない。ぼくたちはぼくたちのからだだつて考へだつて、天の川だつて汽車だつて歴史だつて、たださう感じてゐるだけなんだから 宮沢賢治 著 『銀河鉄道の夜』(旧版)より 宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』(旧版...
宮沢賢治

『銀河鉄道の夜』( ブルカニロ博士 登場版 )とミヒャエル・エンデの『モモ』

前記事の続きです↓ 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』にはいくつかのバージョンがあります。 大別すると、ブルカニロ博士が登場するバージョンと登場しないバージョンがあります。 一般的に知られているのはブルカニロ博士が登場しない物語です。 一般普及のバージョンを読んで私は衝撃を受けたのですが、そのすぐ後にブルカニロ博士が登場する旧版を読んで、またまた衝撃を受けたのでした。 ...
宮沢賢治

衝撃を受けた『銀河鉄道の夜』と映画『シックス・センス』

宮沢賢治という人物の存在を学生の頃から知っていましたが、私が彼の作品の内容を知っていたのは『雨ニモマケズ』くらいでした。 もちろん『注文の多い料理店』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』などの作品があることは知っていましたが、若い頃は興味が向くこともなく読んだことがありませんでした。 恥ずかしながら、彼の作品を読んだのはつい最近です。読んだ最初の一作が『銀河鉄道の夜』だったのはラッキ...
宮沢賢治

「星めぐりの歌」はなぜ作られたのか? 歌詞に込められた宮沢賢治の心を探る

「星めぐりの歌」は宮沢賢治が作詞作曲した歌です。たくさんの方に親しまれ歌われていますね。この歌は宮沢賢治の童話『双子の星』と『銀河鉄道の夜』に登場します。 文学作品を書き、歌も作り、絵も描き、芸術に親しみながら、農業と科学と宗教に生きた宮沢賢治は、どんな人だったのでしょう? 交響楽が好きだった宮沢賢治に寄せて、「星めぐりの歌」を交響楽をバックに歌い、『銀河鉄道の夜』の場面を交えたアニメ...